学生の村山です。
昨日は代官山マルシェ(HP→marche.my-farmer.jp)に、日本農業経営大学校として参戦してきました。
代官山マルシェは、月の第四週、土日に代官山で行われている農産物等の産地直送・販売イベントです。
マルシェ全体の雰囲気はこんな感じ。
私たちのお店はこんな感じ。
ちなみに私たちの店舗のメニューは、
①南魚沼産「コシヒカリ」
②熊本県産「紅はるか・干しイモ」 ※「紅はるか」は、サツマイモの品種名です。
③熊本の農産物「農菓子」
④熊本の郷土料理「いきなり団子」
⑤信州樹上「完熟りんごジュース」
⑥広島産「たけのこ」
というラインナップ。
全部で10店舗くらいは入ったのかな。青森から九州まで、日本全国から色んな食べ物が大集結しておりました。
私は2時間ほど、客引きをしていたのですが、個人的に思ったことを3つ挙げます。
①そもそも、「購買意欲が旺盛な方は少数派」。
②学生マルシェは、「お店の統一性に欠けてしまう」ジレンマを抱えている。
③年代関係なく、「お子様がいらっしゃる女性」は話をすると反応が良い。
以下それぞれ、簡単に分析してみました。
①について。
立地もあり、オシャレな20~30代の男性、女性の層が多く、道で声掛けをすると、高い確率で興味を持って店内に入って下さる。
しかし、基本的にはその方達はモノを買う気はあまりなく(興味本位)、マルシェ全体で商品を1つ買うか、買わないか、というくらい。
・・パッと見での「わかりやすさ」をどう生み出すか、だと思います。見た人が思わず買ってしまうような工夫を考える余地はまだまだあると思います。
②について。
マルシェは基本的に、生産地が絞られていることが多く、PRもしやすいのですが、我が日本農業経営大学校のような、全国から学生が集まっている組織がマルシェを行う際は、北から南まで、多彩に商品がそろいます。
そのことが、逆にパッと見での「わかりづらさ」を招いてしまっているように感じました。
・・工夫次第では、他にはない魅力あるお店づくりも可能だと思いますから、そこは学生の知恵を総動員して、クリアしていくべきです。
③について。
やはり、お子様がいらっしゃる女性は、熱心にこちらの商品説明に耳を傾けて下さるし、感度も良いです。ここで、思わず商品を買いたくなるような説明をすることができるかどうか、が勝負の分かれ目だと思います。
・・商品の良さを効果的に「語る」ことができるか。農家が今まで、他者に任せていた部分です。この点は将来、自分が営業をかける際にも必須となる能力です。
まとめです。
我々は企業ではないため、商品の供給力には限界があります。そもそも、農家の後継者が多い学校ですから、原材料としての商品が多くなるのは仕方がないこと。
ただ、その中で、それらが売れるような見せ方・仕組みを考えること。それが今、学校で学んでいる意味でもあると思います。
普段の学校での勉学を「机上の空論」にせず、現状を深く分析し、方法を策定し、月に2日のマルシェに落とし込むという作業を繰り返すことで、自ずと、現在よりも''魅力あるお店''を作っていくことが出来ると思います。
インプットだけの勉強ではつまらないし、ストレスがたまりますから、こういったイベントは大事にするべきだな~と、昨日やっていて感じました。現場には現場の空気がありますから、そこを体感できるというのは、良い機会だと思います。
ちなみに、、
この写真の左のお子様は、私が客引きをしていた時に懐いてしまった子です。
我々の店舗の隣で、蜂蜜を販売されていた方の息子さんで、とーーっても、可愛くて素直でいい子でした。
私が「いらっしゃいませーー」
というと、オウム返しのように、
「いらっしゃいませーー」
って、言ってくれるんですよ^^
通りがかりの人にも、「かわいー!」とか言われて、人気者になってました。
・・蛇足含め、長々と書いてしまいましたが、一番大切なことは各々が「楽しむこと」ではないでしょうか。
「あー、楽しい~!」っていう気持ちは伝播するので、お客さんも楽しくなってきて、お互いの口数が多くなったり、何も言わなくても自然に笑顔になったり、商品を買ってくれたりするんですよね。
本日も、代官山マルシェ(HP→marche.my-farmer.jp)やってますから、是非いらしてくださいね!!
では、また。