2014年3月23日日曜日

代官山マルシェ1日目


学生の村山です。




昨日は代官山マルシェ(HP→marche.my-farmer.jp)に、日本農業経営大学校として参戦してきました。




代官山マルシェは、月の第四週、土日に代官山で行われている農産物等の産地直送・販売イベントです。








マルシェ全体の雰囲気はこんな感じ。








私たちのお店はこんな感じ。




ちなみに私たちの店舗のメニューは、




①南魚沼産「コシヒカリ」
②熊本県産「紅はるか・干しイモ」 ※「紅はるか」は、サツマイモの品種名です。
③熊本の農産物「農菓子」
④熊本の郷土料理「いきなり団子」
⑤信州樹上「完熟りんごジュース」
⑥広島産「たけのこ」




というラインナップ。




全部で10店舗くらいは入ったのかな。青森から九州まで、日本全国から色んな食べ物が大集結しておりました。




私は2時間ほど、客引きをしていたのですが、個人的に思ったことを3つ挙げます。




①そもそも、「購買意欲が旺盛な方は少数派」。


②学生マルシェは、「お店の統一性に欠けてしまう」ジレンマを抱えている。


③年代関係なく、「お子様がいらっしゃる女性」は話をすると反応が良い。




以下それぞれ、簡単に分析してみました。




①について。
立地もあり、オシャレな20~30代の男性、女性の層が多く、道で声掛けをすると、高い確率で興味を持って店内に入って下さる。
しかし、基本的にはその方達はモノを買う気はあまりなく(興味本位)、マルシェ全体で商品を1つ買うか、買わないか、というくらい。




・・パッと見での「わかりやすさ」をどう生み出すか、だと思います。見た人が思わず買ってしまうような工夫を考える余地はまだまだあると思います。




②について。
マルシェは基本的に、生産地が絞られていることが多く、PRもしやすいのですが、我が日本農業経営大学校のような、全国から学生が集まっている組織がマルシェを行う際は、北から南まで、多彩に商品がそろいます。
そのことが、逆にパッと見での「わかりづらさ」を招いてしまっているように感じました。




・・工夫次第では、他にはない魅力あるお店づくりも可能だと思いますから、そこは学生の知恵を総動員して、クリアしていくべきです。




③について。
やはり、お子様がいらっしゃる女性は、熱心にこちらの商品説明に耳を傾けて下さるし、感度も良いです。ここで、思わず商品を買いたくなるような説明をすることができるかどうか、が勝負の分かれ目だと思います。




・・商品の良さを効果的に「語る」ことができるか。農家が今まで、他者に任せていた部分です。この点は将来、自分が営業をかける際にも必須となる能力です。




まとめです。




我々は企業ではないため、商品の供給力には限界があります。そもそも、農家の後継者が多い学校ですから、原材料としての商品が多くなるのは仕方がないこと。
ただ、その中で、それらが売れるような見せ方・仕組みを考えること。それが今、学校で学んでいる意味でもあると思います。




普段の学校での勉学を「机上の空論」にせず、現状を深く分析し、方法を策定し、月に2日のマルシェに落とし込むという作業を繰り返すことで、自ずと、現在よりも''魅力あるお店''を作っていくことが出来ると思います。




インプットだけの勉強ではつまらないし、ストレスがたまりますから、こういったイベントは大事にするべきだな~と、昨日やっていて感じました。現場には現場の空気がありますから、そこを体感できるというのは、良い機会だと思います。




ちなみに、、








この写真の左のお子様は、私が客引きをしていた時に懐いてしまった子です。
我々の店舗の隣で、蜂蜜を販売されていた方の息子さんで、とーーっても、可愛くて素直でいい子でした。




私が「いらっしゃいませーー」




というと、オウム返しのように、




「いらっしゃいませーー」




って、言ってくれるんですよ^^




通りがかりの人にも、「かわいー!」とか言われて、人気者になってました。




・・蛇足含め、長々と書いてしまいましたが、一番大切なことは各々が「楽しむこと」ではないでしょうか。




「あー、楽しい~!」っていう気持ちは伝播するので、お客さんも楽しくなってきて、お互いの口数が多くなったり、何も言わなくても自然に笑顔になったり、商品を買ってくれたりするんですよね。




本日も、代官山マルシェ(HP→marche.my-farmer.jp)やってますから、是非いらしてくださいね!!




では、また。

2014年3月19日水曜日

旧校舎お別れ会~春休み♪



今日から、日本農業経営大学校では春休みになりました。


早い人は、既に寮を出発し、知人の元で研修をしたり、実家に帰って農作業に励んだり、旅行をしていたり、寮に残って勉強をしていたりと、様々です。


ちなみに私も、今回は長野、広島、岡山、栃木を旅する予定でいます。


さて、昨日は1年間お世話になった、人事労務会館(旧校舎)とのお別れ会がありました。


以下、facebookでの私の投稿のコピーです。





旧校舎とのお別れ会にマジシャン眠都(ミント)さんが参戦!ミントさんはトークがとにかく凄くて、みんなノリノリウハウハ!(特に男性諸君)
マジックもコミュニケーションが大事なんだな~というのがよくわかった。リピート率高いのも頷ける。彼女じゃなきゃダメなんだって人がたくさんいるんだろうな~、と。また何かある時はミントさんを呼ぼう!色んな気付きとドキドキをありがとう!ミント!ミント!(写真の右から3番目がミントさん)

ミントさんHP http://mintochaya.com/




そう。ミントさん、素晴らしかったんです。ほんとに!


私の目指す農業経営には、''「仲の良い美容師さんとお客さん」のような関係を、自分も築く''という理念が根幹にあります。


ミントさんの饒舌なトーク、楽しい雰囲気、ノリの良さ、可憐さetc.. といったものは、彼女が個人事業主として、築いてきた武器なんだと思います。


私も、そういった武器をいくつも装備していけるよう、準備したり、日々悩んで、創出していこうと、改めて感じました。


ミントさん、ありがとう!!オレ、がんばるから!!


では、また。

2014年3月7日金曜日

植物に日々の調子はあるか

日々の調子って人それぞれあると思います。

風邪気味だったり、二日酔いだったり、前日の運動のせいで体がだるかったり、何故かなかなか気分が乗らなかったり、イライラしたり、雨で鬱だったり毎日ではありませんがそんな日は誰しもがあるはず。

人がそうだったら植物もそんな日があるのかとふと感じて「そんな体験何かあったか?」と思い出してみました。

今はコンクリートジャングルに住んでいる私も高校生までは新潟のリアルジャングルとまでは言いませんが結構な田舎に住んでいました。

そこには小さな古墳が集積するブナ林があり、子供の頃は一人で遊びに行ったりしていました。
当時の僕は小学4年生(くらい)でトンボを捕まえて惨殺したり、蜘蛛の巣にバッタを投げ入れたりして遊んでいたものですからブナ林に入ってもやりたい放題でした。
手ごろな木の枝を拾って無意味に目についた草木をなぎ倒しながら奥地に進んでいく遊びです。
一人ランボーです。友達と遊ばない時はそうやって遊んでいました。
事が起こったのは秋口のある日。いつも通り草木をバッタバッタとなぎ倒しながら進んで行き、いつもの沢(湧き水の流れるところ)で水を飲もうとしたところなんと水が泥水になっているのです。

なぜ?

上流に50メートルほどさかのぼると土砂崩れで木もろとも斜面が2メートルほど沢に向かって崩れているのを見つけました。

こ・れ・だ。

なぜ崩れるのか。斜面に生えていた木は樹齢も長そうな太いブナの木でした。
そのとき、「草木を傷つけながら侵入してきた部外者をブナ林が拒否」したような気になったのを子供ながらに感じたのを覚えています。

その日以降私の中のブナ林ブームが終わりました。
また今まで何回ブナ林に入ってもならなかった「漆かぶれ」に何故かその時だけ罹り大変な思いをしました。

おそらく多分よくわかりませんがもしかしたら植物にも気分があると少なからず思います。

植物に気分はあると思いますか?


写真は夏の写真。(あれ?杉もあるな笑)
ちなみに不法侵入ではありません。

気分を損ねないように農業をしていきたいと思います。